かぐらむら

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今月の特集よき時間、よき思い出が擦り込まれている場所とモノ

古きを活かす

昭和を生き抜いた「無名な人たち」の歴史を残したい

昭和の記憶

photo「昭和の記憶」という、少しかわった名のNPO法人が神楽坂5丁目に生まれようとしている。今回は、その代表をつとめられる盛池雄歩(せいけ・ゆうほ)さんに、「なぜ、いま、昭和の記憶なのか?」について話を伺った。 このNPOの目的は、まず「昭和を生き抜いた無名の人たち」の歴史を残そうとするところにあり、「昭和を語れる人々」が日に日に減っていると言う差しせまった現状があるということを指摘された。また、こうした「聞き取り」は、祖父母世代と孫世代とをつなぐコミュニケーションのツールになりうるという。そこには、小さい頃からおはなしを聞くのが楽しみだったという祖母を亡くされた盛池さんの思いも込められている。

こうした、「ふつう人の歴史」記録の試みは、「思想の科学」から生活記録運動、ライフヒストリーやふだん記運動、さらには近年までの自分史ブームまで少なくない。しかし、このNPOの最大の狙いは、こうした「聞き書き」の運動を資金的にサポートしつつ、国民レベルにまで広げる「マネジメント」にあるという。

photoこのNPO法人の正式設立は今春の予定。今までご自身でも聞き取りを試みられていた盛池さんだが、この活動に興味を持ち自ら聞き取りに参加される方を熱望されている。本NPOの詳細や今までの聞き取りの記録は、ホームページで紹介されている。http://www.ntlib.biz/showa/