かぐらむら

Top > 小さなライブ空間 > (00)
今月の特集小さなライブ空間が花ざかり

小さなライブ空間

黄金バットも復活!

旬菜料理 恒

photo 黄金バットの笑い声が、あんなに高らかで痛快なものとは、知らなかった。加太こうじ作、紙芝居の不朽の名作『黄金バット』。その名前は知ってはいるものの、現実のライブで体験したのは初めてであった。

 場所は、神楽坂坂上の交差点近く。大久保通りを飯田橋方向へ100メートル程下った左側にある「恒」。20人は入れば満席になってしまうほどの飲むための空間が、紙芝居の異空間になった。演じるのは、源吾朗さん。神楽坂で度々大道芸を見せてくれる大道芸人だ。観客は、いい大人ばかりで、はじまる前から水飴を渡されて、ニヤニヤとうれしそうだ。紙芝居は、昔のままの作品を上演、『安寿と厨子王』や『黄金バット』などが源さんの声で再現される。

photo 休憩時間にはお酒が飲めて、花見見物に持参するようなお重箱がまわってくる。駄菓子の袋物のくじびきもある。紙芝居の幕間には、女優、数多こよみさんの一人芝居も観られて内容は実に盛りだくさんであった。 「恒」は昨年12月にオープンしたばかりの新しいお店。店のご主人新海恒雄さんに聞くと、「これからも定期的に、年に4〜5回できたらいいんですがね」と語られた。一夜の夢は、とてもとても中味の濃い夢であった。(長)