かぐらむら

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今月の特集人間の裸の五感を研ぎ澄ましてみると神楽坂のまちは、どんな風に感じられるのだろうか?

五感で歩く神楽坂 - 匂い編

祖母の家の匂い

photo私が神楽坂を訪れるのは、大抵夕暮れ〜夜にかけての頃。神楽坂在住でも在勤でもないけれど、このまちに来るとどこかほっとします。

何故だろうかと考えて、ハタと思い立ちました。お香の匂いに、水を打った後の湿り気に引き出される匂い、何かを煮しめる匂いが混ざると、私が子供の頃のおばあちゃん家の匂いと同じです。懐かしくてあたたかく、とても切ない匂いです。

photo私はもう祖母とコミュニケーションすることはできませんが、この匂いを時々胸いっぱい吸い込みたくなるのは、どこかで祖母に出会えたような気持ちになれるからでしょう。モダンだけど、古式ゆかしき日本を感じさせる神楽坂は、鼻で感じてもなかなか素敵なところです。(吉)