かぐらむら

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今月の特集昔あったお店をたどって……

記憶の中の神楽坂

神楽坂1丁目〜2丁目辺り

photo おかむら(トンカツ)
神楽河岸の今は「なか卯」辺りにあった。ここのトンカツは天下一品だったんだよね。復活してほしいなぁ。20何年前にあそこで「これからフランス行きます!」って宣言した人、どうしたかなぁ…そういえば。(編集部注:神楽坂3丁目のお店とは別です)

人形の家(純喫茶)
外濠沿いにあった間口の狭い純喫茶。ちょうど今の「きものの英」の場所にあって、いつもクラシックの名曲が店内に流れていた。ウエイトスのお姉さんがきれいで、格調があった大人の喫茶店。昭和30〜40年代、本と缶ピースをもって、この店のモーニング・サービスを朝食としていた。

佳作座(映画館)
外濠沿いにあって、洋画の名作をよく観ました。お茶の水界隈の学生たちにとって、絶好の名画座でした。チケット売り場の裏が「ミッシェルズ」という喫茶店があって上映前の半端な時間をここでコーヒーをすすって過しました。

田原や(フルーツパーラー)
氷メニューが豊富でした。美味しかったですよ。ソフトクリームが美味しくて、それを使ったパフェも絶品!甘いものが苦手な人には小ぶりの丸パン3つに違った具をはさんだバンズセットというのが人気でした。当時の私は、お昼のお弁当を食べて、夕方それを食べて、家でまた夕食を食べるという食い気ばかりの高校生でした。(そうそう、そこの氷が独特で、名前も変わっていて、スノーハワイアンっていったかな?)

神楽坂メトロ(映画館)
昭和20年代の後半、洋画3本立ての劇場は映画少年にとってはたまらない夢の殿堂だった。今でもそこで観た「第三の男」のチターの音が耳の底にこびりついている。

軽い心(喫茶店)
クラブ活動で遅くなり日も落ちて、飯田橋の駅あたりから見える神楽坂の街が夜の賑わいを見せ始める頃、明るい時間には全く気付かなかった“軽い心”という紫色のイルミネーションが目に鮮烈でした。

photo のりもの倶楽部(模型・書籍)
今は市ヶ谷に移転。通りに面した窓辺には、飛行機や電車の模型が並び、独特の雰囲気。半地下に階段を下りると突然「暗くないおタクの世界」が展開しているのに感動した覚えがある。唯一感のあるところが、神楽坂らしい。

パール(ビリヤード)
理科大に行く路地に入って、最初の角を右にまがったところにあったビリヤード。「ハスラーという映画が人気だった頃で、パールのご主人が手ほどきもしてくれた。3クッションが1台、4つ玉が2台、ポケットが1台あった。

Bar kagura(カフェ・バー)
バーだけど、ランチもやっていて、カフェ飯的なワンプレートランチが、750円。仕事をしながらコピーライターの学校に行っていたとき、ここで、ひとり卒業式をしたのでした。飲めもしないカクテルをちびちびしながら一人で乾杯したっけなあ。人生の転機の記念となった、忘れられない思い出の場所。

【凡例】廃業、または移転になった年代
赤−2000年から現在
茶−戦後
緑−戦前