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今月の特集神楽坂の魅力と今後の抱負を語る

はじまった、ばかり。

はじまった、ばかり。Part1

大里幸夫さん/日置圭子さん/西本千恵さん

photo赤城プロジェクト 大里幸夫さん

緑濃い鎮守の森が、活性化しはじめた

神楽坂の地に鎮守の森として750年以上も人々の信仰を集め、人々の幸せを祈願してきた赤城神社。今年7月、その境内に飲食の楽しめるお休み処「赤城亭」がオープンした。(2005年)10月には赤城会館の内部が改装され、さまざまな文化講座やイベントが開催される予定だ。すでに(2005年)6月には、70年振りに水無月の大祓いも復活し、赤城神社が大きく変わろうとしている。神社でボランティアを支える発起人代表が大里幸夫氏だ。「私たちの心のよりどころである神社を活性化し、季節の移り変わりの中で、もう一度伝統や祭事を見直し、氏子の皆さんとともに暮らしの中の神社を変えていきたい」と語る。マンションの乱立する町内にあって、緑濃い鎮守の森の重要さは、一層増すことだろう。
赤城神社
【住所】東京都新宿区赤城元町1-10
【TEL】03-3260-5071

photo新生・まち飛びフェスタ 日置圭子さん

地域の各団体がより密に連携し始めた

神楽坂、秋の文化祭と呼ばれるまち飛びフェスタが新しく生まれ変わろうとしている。その最大の索引車の役割を果たしているのが、まち飛び実行委員長の日置圭子氏だ。今年は特に早い段階から商店街や地域の文化施設、さらに地元の小学校にも声をかけてきた。その効果があって、企画内容の段階から三者の連携が図れるようになってきた。また、最大のイベント「坂にお絵描き」の日のボランティアを、ネット上で募集したところ留学生を含む多くの学生から手ごたえがあった。さらにJR飯田橋をはじめ、東京メトロや都営などの最寄りの駅がまち飛びの広報活動に協力体制をとってくれたことなどが昨年と違う。「最後に残された課題は、地元企業の理解ある協賛です。地域の文化を育てる上で、ぜひひと肌ぬいでくれる粋な企業が現われてくれるといいんですけどね」委員長2年目の彼女は、目を細めて笑った。

photoギャラリーこまち 西本千恵さん

ものづくり人が住むまち、光と影のあるまち

昨年(2004年)の3月にオープン、「伝統工芸を日常に」をコンセプトに、蒔絵デザイナー西本千恵さんの作品を展示しているギャラリーこまち。ふらりと遊びに来られるオアシスにしたい、と娘の円さんとともにさまざまな企画を考えている。「原宿、赤坂、青山、京都、いろんなまちに住んだけど、定住してもいいなあと思えたのは久しぶりだった」と千恵さん。まちを歩き回るうちに、ここで暮らしたいなあと思ったのだそうだ。「光と影があるまちが好き。神楽坂にはちゃんと影があるし、ものづくりしてきた人が考えながら歩いた軌跡を感じるよ。ものをつくる人って、住むというより、棲息する感じがあるよね。穴蔵的なというか。そういうのも随所に感じる」とのこと。多くの文豪が名を連ねた神楽坂。その空気を敏感に感じ取るのも、やはりものづくりの人なのかもしれない。
【住所】東京都新宿区箪笥町25-6ファロス1階
【TEL】03-5228-0075