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今月の特集神楽坂の魅力と今後の抱負を語る

はじまった、ばかり。

はじまった、ばかり。Part3

中川英之さん/坂本二朗さん/高野真衣さん

photogallery 坂 中川英之さん

夕日が似合う坂のギャラリー

赤城坂を下りきる少し手前に飾り窓の美しい「gallery 坂」はある。今年の4月中旬に開業したばかりの真新しいギャラリー。オーナーの中川英之さんは、歴史や民俗学を専攻したので古いものに魅かれると語る。「神楽坂は、夕日が似合うまち。夕暮れの営みがどこか懐かしい」。そんなまちに似合うイメージにこだわったつくりを考えたとか。場所は江戸川橋と神楽坂をつなぐ中継点。今年のオープニングにはデザイナーの中川氏の奥さんの「春のブラウス展」を企画。常設展でも随時、展示内容が変わるので目が離せない。
【住所】東京都新宿区築地町2-102
【TEL】03-3269-8330

photo粋いき逸品運動 坂本二朗さん

何をもって逸品とすべきか、深く考えたい

全国各地の商店街でさまざまな活性化対策が練られている。中でも一店逸品運動は、よく知られる運動だ。神楽坂でもその準備委員会が6月から始まった。会をリードするのは、商店街の有志と、経営コンサルタント外山忠男氏など。一店逸品は、つきつめればオリジナリティの追求である、ならば神楽坂のオリジナリティを出そうということで、まずネーミングを「神楽坂・粋いき逸品」と決めた。今後の会は、四谷の一店逸品のリーダーを招いたり、商工会議所と協力体制を敷いたり忙しい。さまざまな業種がある中で、何をもって各店逸品とすべきか。これは商店主にとっては深く考えさせられるテーマである。それだけにやりがいのある課題といえる。はじまったばかりの運動がどんな実を結ぶか、今から大いに楽しみである。

photoBEC音楽教室 高野真衣さん

音楽を自在に奏でられる楽しさ

BEC音楽教室は2005年5月にオープン。窓を多くとった明るい教室にフランスの音楽教材が並ぶ。ここではフランスの“フォルマシオン・ミュジカル”を取り入れている。テキストはフランス語なのに、譜面に目線が集中できるのが不思議だ。イラストの鳥が音符に変身したり、見ているだけで楽しめる絵本のような作りになっている。オーナーの高野さんは「ジャンルにとらわれることなく、音楽を自在に奏でられる楽しさを知ってほしいんです。それが可能になるフランスの音楽学習を広めていきたい」と語る。祖父から神楽坂にまつわる話しを聞いて育ったという高野さん。ここは昔から慣れ親しんだ場所だ。「なにか面白いことに出会えるという気持ちになって坂をのぼっていきます。今度はどんな刺激を受けるんだろう、影響されるんだろうとワクワクします。以前からこのまちで自分も関わることができたらと思っていたので、その思いが叶って幸せです」という。まちと音楽の話しになると目がキラキラと輝きだす。やさしい笑顔で熱っぽく語る姿が印象的だ。
【住所】東京都新宿区山吹町345-2
【TEL】03-5206-7636