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今月の特集甘美な時間と空間と

わが愛しの神楽坂スイーツ

わが愛しの神楽坂スイーツ−その1

トンボロ/巴有吾有/SONAS

photoトンボロ「チーズケーキ」

コーヒータイムにぴったりの逸品

コーヒーの香りが店内に満ちて「トンボロ」はコーヒー専門店で有名。とはいえ、この店のチーズケーキは特別仕立ての知る人ぞ知る逸品。作り手の丁寧さが伝わってくる。「何かこだわっていることは?」という質問に「普通ですよ」とさり気ない。「強いていえば焼き方かな」と女主人の笑顔。
チーズケーキはコーヒーに相性ぴったりと客の一人が言えば、チーズケーキに合う音楽ってあるかなと言う人もあってコーヒー・タイムの会話が流れてゆく。音楽は曇った日、晴れた朝、雨模様の夕暮れとオーナーの気配りで選ばれていて、そのセンスが心憎いばかり。
テイクアウトは出来ないけれど、吟味された煎れたてのコーヒーとともに試してみたい逸品。あなた・に・どうぞ。

【住所】東京都新宿区神楽坂6-16
【TEL】03-3267-4538
【営業時間】9時30分〜19時
【定休日】木曜
【URL】http://www.kaguramura.jp/shop/1049859243.html

photo巴有吾有「くるみのケーキ」

ラム酒が香る大人の味

取材で訪れた日、東京は大雪であった。
「巴有吾有」の窓から見える坂の雪景色と、居心地のよい木の空間は、30年程昔へタイムスリップしてしまいそうな気がした。ご主人の林さんの楽しい昔話をたくさん聞きながら、肝心のスイーツになると「やだな、そんなカタカナ」と笑いながら出してくれたのが、このくるみのケーキだ。ラム酒に一年近く漬けたプラムと杏とぶどう2種を用いたパウンドケーキである。ラムの香りが強くて大人の味だ。くるみは、目印のように大きいのがのっている。コーヒーもケーキも、とにかく納得がいくまで試してみて、気に入ると何十年もスタイルを買えないのがこの店の流儀だ。「最初は文庫本だけのカフェを作ろうとしたんだよ」という「巴有吾有」も今年で35年目になる。「巴有(美しいものあり)吾有(われあり)」。店内には林さんの奥さんのアート作品が時を刻んでいる。

【住所】東京都新宿区神楽坂2-7
【TEL】03-3267-8324
【営業時間】10時30分〜22時30分/日・祭日:12時30分〜19時
【定休日】年末年始

photoSONAS「キャラメルムース」

ちょこっと気軽に立寄れるお店

店内にはタルトを中心に7〜8種類のケーキが並んでいる。SONASは店長さんがケーキ作りから販売まで一人でこなす、小さなお店だ。人手が足りないため、テイクアウト中心だが店内でも飲み物とともにいただくことも可能。店名の「SONAS」は、ゲール語で幸運とか幸福の意味。シンプルな店内で落ち着いた時間が過ごせるので、お買い物の途中に一休みするのにちょうどよい空間だ。写真のケーキはキャラメルムース。しっとりしたムースが、口の中で気持ち良くとろける。ムースのまわりのシャルロット生地と生クリームのほのかな甘さが、キャラメルの香りを引き立てる。他に栗のタルトなど、季節を意識したケーキがそろった楽しみなお店だ。

【住所】東京都新宿区袋町26-4
【TEL】03-5261-2161
【営業時間】11時30〜19時
【定休日】水曜