かぐらむら

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今月の特集粋いき逸品対談

「商店街の垣根を越えて、粋な逸品を育んでいきたい」

「粋な逸品を育てて、磨きをかける」

苦難の立ち上げ

photo司会 ネーミングにもその思いが出ていますね。実際はどうですか?
山下 「一店逸品」では、全国の商店街にありますから。神楽坂でやる以上は、粋な逸品でありたいと。漢字の「粋」のあとに続く「いき」は、「活き」であり、「生き」でもある、いろいろな「いき」を込めたつもりです。
紺谷 自ら粋を名のるのは、粋じゃない、野暮という話もありましたが、やはり神楽坂は粋なまちだから、みんなで「粋な逸品」を育てるのが基本精神なんです。
山下 育てていくその作業やプロセスこそが大事なんです。でも、ずいぶんと誤解や勘違いもありましたね。
紺谷 よく指摘されたのは「その認定は、どんな権威がするのか?」「そんなものに頼らなくても、ウチは昔から良いものを作って、売っているんだ」という意見です。
山下 逆に、「逸品と言われても、なにを出したら良いのかわからない」という声もありました。創業時の精神を振り返れば、どのお店だって『これを売りたい!』というものは、あったはずで、それをもう一度磨きをかけるという意味があるかと思うのです。

紺谷 勉強会は、全部で20回ぐらい開催されました。最初は、中小企業診断士の方が座長で始まったのですが、やる以上は自分たちの手づくりでと思い、スタート直前に役員改選までしました。
山下 紛糾はしましたが、それがよかったと思います。
司会 怒号が飛び交って、つかみ合い寸前だったと聞いていますが。
紺谷 一番先に音を上げたのが、ストレスに弱い若手(私)だったので、お恥ずかしいです。
山下 それが紺谷委員長の作戦だったと、あとでわかりました(笑)。
紺谷 確かに試行錯誤はありましたが、さすがに神楽坂の商店主はみな懐が深かったですし、紳士ですね。また、神楽坂のネームバリューはすごいです。毎回、区や都から参考にと出席される来客の顔ぶれを見て、さすがこのまちの動向は注目されていると思いました。

写真:ロゴはどう考えたらよいのか? 山積していた難問のなかで決まったロゴ。