かぐらむら

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今月の特集粋いき逸品対談

「商店街の垣根を越えて、粋な逸品を育んでいきたい」

「商店街の垣根を越えていこう」

始めの一歩を踏み出した逸品運動

photo司会 どうして“コミュニティとしての神楽坂”が見直されだしたのでしょうか?
山下 これは私感ですが、時代がある反省期に入っていると思うのです。特に都市の再開発が進み過ぎて、東京から住みやすいまちが消えてしまった。あたりを見回したら、向島や神楽坂など昔ながらの暮らしをしているまちがよく見えて、まだそこにはコミュニティが感じられるのでは。
紺谷 NTTは、デジタルの時代はもう終ったと言っていますね。これからは、ITではなく“ICT”だと。インフォメーションとテクノロジーの間にコミュニケーションが入るらしいのですが、Cはコミュニティだったり、役者つまりキャラクターのCだったりするかも知れませんね。

司会 これからの粋いき逸品運動の抱負を語っていただけますか?
紺谷 第1回目の参加商品は、約50点でしたが、次回第2回目は来年の1月末を予定しています。100点を目標に勉強会をしていこうと思います。第3回目は、来年の夏頃で、その頃には粋いき逸品のガイドブックもつくりたいですね。ホームページや展示会など、季節ごとに参加店の特典も充実させていきます。
山下 粋いき逸品のよかった点は、各商店街の組織のしがらみをはずして、若くて情熱をもった中心的な人々が動いたことではないでしょうか。
紺谷 よくぞ言ってくださいました(笑)。私自身、商店街に関わっていてよく「若手がいない」「若手が育たない」とこぼされている話を聞くのですが、これからは経験や技術もっているベテランの方々が、責任を持って若手を育ててほしいと思い、強くそのことをお願いしました。
山下 それができなかったら、商店街もコミュニティも、未来は期待できませんね。粋いき逸品の運動は、商店街の垣根を超えて若手を育成するという意味もあり、これはとってもいい機会だと思いますから、ぜひもっと多くの商店主に参加してもらいたいですね。
司会 本日は、まちの未来につながる示唆に富んだお話をありがとうございます。

司会 長岡弘志(「かぐらむら」編集人)

写真:新しい参加店をもっともっと増やしたいと語る二人。