かぐらむら

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今月の特集Take out & walk while eating

小腹空かせて、急ぎ道。

プレッツェルにはビールを!

Cルート

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日が落ちたら、バーのカウンターに腰をかけたくなる。しかし、あまりの空腹では胃の刺激が強すぎるから、すこしだけお腹になにかを入れておきたい。

最近覚えたのは、プレッツェルのかじり歩き。神楽坂6丁目ドイツパンの「ベッカー」のプレッツェルは、本場ドイツで味わったのと変わらない。使用している岩塩は、アルザス地方の貴重なものという。1個90円。これをポケットにしのばせて、ちびちびかじりながら歩くのがいい。このプレッツェルの形は、胸の前で両腕をクロスした祈りの形であるというお話を伺ったことがある。祈りなんて、とんと無縁な暮らしをしているなと思いつつ、塩味をかみしめる。ぽりぽりとやりながら、2つもおさめると、小腹はちょうどいい加減。

さあ、今夜はどのバーへ行こうか。「ムギマル2」の前を通り、寺内公園を抜け、和可菜の路地を下り、本多横丁へ。ちょっと見落としてしまいそうな赤い小電球が目印の2階「Bitter」(ビター)に着く。ここは8月にオープンしたばかりのお店。店内は、大人の隠れ家といった風情。アルザス地方の塩味を静めるには、絹のように細かい泡のベルギービールがいい。もちろんぷりぷりの熱いソーセージがメインディッシュとなる。「プレッツェルは、ビールとソーセージと3点セットで味わうのが最高です」とは、ベッカーのオーナーの言葉。ただ、黙って確認する次第である。◎志