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今月の特集10年後の未来図を視てみたら……

平成30年の神楽坂[前篇]

明かりを減らせ、神楽坂

U.G.サトー[イラストレーター]

photoなぬっ! 暗くするなんて滅相もねえ。おつむの堅い御仁には、きっとそう言うに違えねえ。でもちょっとお待ち。大体、東京の夜は、どこもかしこも明る過ぎだい。神楽坂も、ぎんらぎらの量販店、ど派手ネオンの居酒屋など、やたらに増えて目がくらんでいけねえ。もうちっと明るさ落としてええんじゃねえのか。

今じゃ地球は温暖化とやらで、こちらはお先真暗。政府や企業がいくらがんばっても、目標達成はおぼつかねえ。手前たち民間も、一肌脱がねば文句の一つも言えねえだろうよ。CO2とやらを減らすにゃ、先ずは電気を使い過ぎないに限るって。でもうまいことに、電気の節約と粋な街づくりは合致すること間違いねえんだ。暗さの中の灯、昔から情緒あふれるもんと決まってら。神楽坂の街筋もそんな風に変えたら如何かな。

とりあえずは、商店街の袖看板のどこもかしこも取りはずし、或はぐ〜んと丈幅小さくして、むだな明かりを消してしめえ。その上、店先の明るさも制限すればええというもんよ。店の中に並ぶ品物や食卓を照らす光が、前にも増して輝いて、なつかしさを演出するに違えねえ。ルックス落として、いいルックス! わかるかな。電気代を無駄遣いしない分、例えばだな、食事の質を良くし、手頃な値段に出来ねえことはねえ。一石二鳥だよ。
こんな街並が、全国に先がけて生まれ各地に伝わり、日本の街づくりの手本になれば、神楽坂の鼻も高くなるというもんだい。