かぐらむら

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今月の特集10年後の未来図を視てみたら……

平成30年の神楽坂[後編]

まち飛びフェスタの10年後

日置圭子[神楽坂まち飛び実行委員会委員長]

photo「祝“坂にお絵描き”二十周年」……フランス、イギリス、アメリカ、中国、韓国……そして日本、世界中の人たちで賑わう700mの坂道に敷かれた1本のロール紙に、私は10年前に一緒に実行委員をやった仲間たちと童心に返ってお絵描きを楽しんでいます。10年前、英国人による和太鼓演奏、フランスの子どもたちのお絵描き風景、韓国留学生ボランティアの姿に「まち飛びフェスタって国際的だよねぇ」と感激したのが今では懐かしい思い出です。あと10分でフランスから来日した演劇集団のパフォーマンスが始まります。夜は赤城神社境内に薪能を見に行かなくちゃ。
この10年、代々実行委員を引き継いでくれた後輩たちの力で“Kagurazaka”の「まち飛びフェスタ」は今や世界にも名の知れた「日本を代表する文化芸能祭」の1つに成長しました。何人もの内外のアーティストがこのフェスタに参加することを毎年楽しみにしてくれています。

photoでもこのフェスタが本当にスゴイのは単に世界的になったことではありません。どんなに世界的になっても、ここに住み、働き、通ってくるまちの人たちが、大好きな神楽坂の伝統を受け継ぎながらさらなる魅力を加えて盛り上げようと、心を合わせて作り上げるイベントであることなのです。まちを愛する気持ちを丁寧に積み上げていく営み……これこそが“Cool Japan”の象徴としてKagurazakaが世界から尊敬されている最大の理由のような気がするのです。
「絵の具足りませーん」「自転車通れないって苦情でてますぅ」……ボランティアスタッフの叫び声。あれれ? テレビ中継まで来ているのに、バタバタは昔と変わらないですぞ!