かぐらむら

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今月の特集藝術座イベント報告

島村抱月と松井須磨子の藝術座百年

「藝術座創立百年委員会」主催の「島村抱月と松井須磨子の藝術座百年」イベントは、2013年10月26日と11月2日の2日間にわたって新宿区の牛込箪笥区民ホールで開催されました。
今から100年前に島村抱月らによって創立された藝術座を顕彰し、その現代における意義を再評価し、その再認識の灯を次世代に伝えていこうと行われたものです。

文:木村 敦夫(きむらあつお)
  東京藝術大学非常勤講師
  藝術座創立百年委員会副会長
撮影:青柳 裕久


Table of Contents
10月26日 第一部「藝術座の唄をめぐって」
 10月26日はその第一部「藝術座の唄をめぐって」が催されました。当委員会の岩町功会長、共催・新宿区の中山弘子区長の挨拶に続いて、かつて松井須磨子役を演じた女優の栗原小巻さんが登壇しました。小巻さんは、須磨子の生涯にふれつつ、与謝野晶子の反戦歌『君死にたまふことなかれ』を朗読しました。日露戦争時にこの歌を詠んだ晶子と、それから10年ほどの時を経てまばゆく光り輝く星として登場し、女性の地位向上を身を以って主張し続けた須磨子は、紛れもなく同じ空気を呼吸していた女性なのだということを強く感じさせてくれました。
11月2日 第二部「藝術座がのこ遺したもの」
 11月2日には第二部「藝術座がのこ遺したもの」が催されました。岩町功会長の挨拶に続いての基調講演「抱月のベル・エポック」で、岩佐壮四郎さんは、藝術座結成にさかのぼること11年前の抱月のロンドン、ベルリン留学時代に焦点を当てました。当時その地で活躍していた女優たちは、思うさまわがままにふるまい、自らの身体を賭けて男性の強いる制度や倫理に抗っていました。須磨子はまさに彼女たちの血族の一員なのです。

特集・バックナンバー

古きを活かす (2003/02)
神楽坂の周辺に高層マンションが次々と建ちはじめる一方で、路地や横丁で築50年以上の民家が改装されて、店舗やギャラリーに生まれ変わっています。新しい商品が日々大量に消費される一方で、古いものを大切に扱う店や、昔のものを修繕してくれる店があります。デジタルの情報機器が加速する一方で、昭和を生き抜いた無名の人たちの「聞き取り」を使命に東奔西走する人がいます。神楽坂は、いま「古きを活かそう」という熱い気持ちの人々が増えています。そこで編集部では、さまざまな角度から古き良きものをみつめてきた、まちの人々にお話しをお聞きしました。
まちの記憶としてここに残るのが最も自然である。 - アユミギャラリー
つつましとやさしさに戦後の和室の時間が流れている。 - カド
モノの持つ歴史を想像すると止まらなくなる - ギャラリー無生
日本画家のアトリエ兼住居から香ってくる上質な時間 - エコパオ
今こそ、まちには修繕屋さんが必要だと思う。 - 山下漆器店
昭和を生き抜いた「無名な人たち」の歴史を残したい - 昭和の記憶
小粋なまちを守る応援団 - 粋なまちづくり倶楽部
小さなライブ空間 (2003/04)
小さなライブ空間が花盛りである。普段は、お酒やコーヒーを飲むための空間が、ある時、突如として異空間に変身する。その落差、その意外性からして劇的だ。りっぱな舞台はなく、音響も照明も、決して、満足のゆくものではないけれど、肩を寄せ合って集まった観客は、なぜか、だれもが嬉しそうな顔をしている。考えてみれば、料亭のお座敷は、いつでもライブに変身する空間といえるそんな血筋を引いたせいか、神楽坂のライブは、粋な企画ばかりである。
黄金バットも復活! - 旬菜料理 恒
落語とベルギービール - ブラッセルズ 神楽坂店
ツバかぶりのライブ空間 - 茶館 パレアナ
無料でクラシックが - トッパンホール
神楽坂でオーダーメイドを楽しむ (2003/06)
数は少なくなってしまったけれど、神楽坂にはまだオーダーメイドの楽しめるお店がある。自分の身体のサイズや好みに合わせてつくられたモノは、いつまでも愛着が残り、手放せないものだ。そんなモノとの関係は、お店とのおつきあいにも広がり、お店のご主人や職人さんからも多くのことを学ばせてもらえる。そんなオーダーメイドを神楽坂で楽しみたい!
履物・袋物・傘の老舗 - 神楽坂 助六
ヒバ材の手ざわりを - ひば工房
好きな色で楽しめる - ハピネス
足に優しい靴づくり - ポディア
気軽にオーダーメイドを - 貞
五感で歩く神楽坂 - 匂い編 (2003/08)
たとえば、嗅覚や聴覚、あるいは視覚や触覚など。主観的に偏ることは承知のうえで、いや主観的になるがゆえの多様性に期待をこめて、この無謀なテーマに取り組んでみました。およそ、小誌には似つかわしくない困難なテーマですが、日々神楽坂を歩き回っている本誌スタッフ6人による「神楽坂の匂い」です。
“こうばしい” -
闇の匂い -
水と風と匂い -
恋の香り -
祖母の家の匂い -
変化の匂い -
企画の秋がやって来た! (2003/10)
一丁目から六丁目まで、居住人口はせいぜい三千人弱ほどしかいないのに、まちの情報誌は、3種類もある。
料亭は9軒、芸者さんは30人(ぐらいかな?)、見番もしっかりと残って活動をしている。
フレンチとイタリアンの料理店は驚くほど多く、フランス人も、日本一多いはず(たぶん)。
また、路地で猫を飼っている人も実に多い。
大人のための塾や教室、倶楽部、サロン、カルチャーなどと名のつくものは数えきれないほど増えている。
なかでも注目すべきは企画の多さだ。
同規模のまちで、これほど多種多彩な企画の果実が実っているまちは、ほかに類がないだろう。
そこで、この秋に神楽坂周辺で、だれもが楽しめる採れたての企画を収穫してきた。

投扇興と東八拳 - 志満金3階大広間
白銀マジカルパフォーマンス村 - 白銀公園
陶友倶楽部 - 「陶友倶楽部」&「神楽坂カルチャーサロン・陶芸教室」
神楽坂 連続・路地シンポジウム - 東京理科大学・森戸記念館
ポストカードコンテスト - 神楽坂ポストカードコンテスト実行委員会
リンゴ企画vol・9 - セッションハウス
箱HAKO展 - 小林進&工芸ギャラリー邁
ぽちぶくろ展 - アユミギャラリー
和のお稽古 (2003/12)
神楽坂に大学はないけれど、小さなカレッジには負けないぐらい、たくさんの学ぶ機関、習う場所があります。
それらを総称して「神楽坂大学」と呼ぶのは、少々乱暴な話ですが、小誌では今号から毎回、大人のための塾や教室、倶楽部やサロン、カルチャーなどと名のつくものを紹介していくつもりです。
今号は、年末年始をひかえていますので、和の習い事やお稽古を中心にご紹介します。

小唄 - 雀扇
東八拳 - 稗田君子さん
大正琴教室 - (株)スクール・オブ・アカデミー 大正琴吉井流総本部
友禅染め教室 - 染小路
日本酒の科学 - 神楽坂森戸記念館
描くということ (2004/02)
パソコンやケータイが普及して、10本ある指をせわしなく動かすことが日常時になってきています。
その一方で、子どもの時に与えられた白い紙に、思いきり自分の思いのたけを描くような手の動きと、その経験は、ずいぶんと遠ざかってしまいました。
対象をしっかりと見つめて、自分の線で描くということは、どういうことなのだろう。
そらさず、逃げず、じっと見つめて、自分の見えたように表現する。
「描く」ことの中には、いまとても大切な意味がある気がして、特集を組みました。

誰にだって、絵は描ける! - 甲斐デッサン教室
セッションハウス クロッキーの会 - セッションハウス
アユミギャラリー主催 神楽坂美術塾 - アユミギャラリー
陶芸教室でおなじみ 神楽坂カルチャーサロン絵画教室 - 神楽坂カルチャーサロン絵画教室
ドトールで絵画教室 - ドトール飯田橋神楽坂店
描く楽しみがもっと広がる神楽坂ならではのイベント - 神楽坂界隈
花のある暮らし (2004/04)
神楽坂周辺には花屋さんが多いように、華道教室やフラワースタジオも多くあります。春になれば、小さな庭や路地の植え込み、マンションのベランダにも色とりどりの花が咲き誇ります。
子どもの頃、野で摘んだ草花を空壜に差して机の上に飾ったら、なんだかうれしくなって、勉強嫌いのくせに、机の前にすわるのが楽しくなったはるか昔の記憶も、春はなつかしく思いだされて……。
小誌の編集部では、特集を前にして花のなんたるかを喧々諤々話しあい、空間の芸術なのか、時間の芸術なのか。そもそも美学なのか、哲学なのか。生活習慣なのか、もてなしの心なのか。混沌のままに、百花繚乱の夜も更けました。

オーストラリア花材の可能性にかける - VERDE(ヴェルデ)フラワーアレンジメント
花の姿の美しさを伝えて - 龍生派華道教室
花材の豊富なサロン風スタジオ - 愛フラワースタジオ
創造の世界広がるアートフラワー - 慶フラワーデザイン
パリ発のフラワーアレンジメント - アトリエ・カサブランカシルク
季節の限りある出会いを大切に - 飯村華道教室
踊りの教室 (2004/06)
神楽坂周辺には、踊りの教室が数多い。
能楽堂の謡と仕舞い、伝統あるバレエ研究所、コンテンポラリー・ダンスの拠点など。さらに、ソシアルダンス、フラダンス、ジャズダンス、ヒップホップ等など、もともとこのまちには、踊りのDNAが色濃く残されている。考えてみれば、身の回りの映像や音がバーチャル化する一方で、身体表現への渇望が反比例して増大するのは無理のない話だろう……。
それよりも夏といえば、盆踊りや阿波踊りのDNAが細胞のなかでうごめきはじめる季節である。
大切な身体は、動かしてはじめて目覚めるにちがいない

ハワイの心を踊ろう - フラダンス「アロヒマカ・フラダンス・クラブ」
踊る喜びを全身で - ソシアルダンス 他「フジイトータルダンスカンパニー」
名門で楽しくレッスン! - バレエ「サイガ・バレエ研究所」
踊るアホウになる! - 阿波踊り「神楽連」
新しいダンスの潮流 - コンテンポラリーダンス & バレエ「セッションハウス」
シンプルに踊ろう! - ソシアルダンス「マツウラダンススクール」
生きた芸術の迫力 - 謡曲・仕舞「矢来能楽堂」
脇道から眺めた神楽坂 (2004/08)
観光地としての神楽坂は、
坂と路地、料亭とフレンチといった具合に、
少々ステレオタイプ化している傾向が
強く感じられる。
もうすこし、自由自在な視点から
“私の見た神楽坂”といったものを
紹介できないだろうか?
それは、いわば脇道から眺めたような
神楽坂でもあるかもしれない。
果たして脇道に立って、
どんな世界が見えたのか、
まずは、お楽しみに。

行こか戻ろかオーロラの下を - ―芸術倶楽部、跡―
なにを議論し、なにを争ったのだろうか? - ―神楽坂三大紛争地巡り―
神楽坂と科学と文学と - ―東京理科大学近代科学資料館―
ちょっと人恋しくなったとき、ゆっくり銭湯へいこう - ―神楽坂の銭湯―
学びつつ味わうおいしい秋! (2004/10)
自分の家庭でリラックスして本格的なフレンチやイタリアンを楽しむ方法はないだろうか?それは、自ら料理教室へ通って基本的な知識と技術を身につけるのが早道である。
神楽坂周辺は、フレンチやイタリアンの名店がひしめく競合地域といわれている。
そこで、有名店・人気店の中から定期的に料理教室や講習会を開いているところを取材させていただいた。
この秋は、楽しみつつ作り、学びつつ味わう。そして食文化のちがいまで触れられるそんな一石二鳥の楽しみを神楽坂の料理教室に求めてみました。

フレンチのイメージを変えたピルゥファスの“フレンチイタリアン” - ピルゥファス
店の味に魅せられて教室の生徒になる - ラ・トゥーエル
見て、聞いて、味わって知るルオーゴの料理教室 - ルオーゴ
もっとワインが好きになる!! - ラ・カーブ・イデアル“ワイン会”・ビストロ・イデアル“ワインを楽しむ会”
家庭でもできるイタリア料理の味 - リストランテ・アルベラータ
紅茶のおいしさを発見 - Janat ジャンナッツ
【食材へのアドバイスがもらえるお店】対面販売を大切に - アルパージュ
【食材へのアドバイスがもらえるお店】奥深い世界の案内役 - 緑の豆 神楽坂焙煎所
神楽坂縁起双六 (2004/12)
ふりだしから、あがりまで坂あり、路地あり、名店・名所あり、夢あり、謎あり、涙あり(少し大げさ)。
4匹の猫キャラクターのコマ付き、サイコロ付きでとっても楽しい縁起双六です。このサイトで全体を見せられないのが残念です。
ぜひ、神楽坂界隈のお店やギャラリーで手に入れて、双六をやってみてください。

神楽坂・縁起双六の正しい遊び方と注意事項・10箇条
1 早くあがりにたどり着いた人が勝者となります。
2 マス目の指示には素直に従ってください。
3 マス目の指示は、サイをふってたどり着いた時のみ有効です。
4 他のマス目からの指示で移動してきたりした時には無効です。
5 あがりは、サイの目でぴったりたどり着いた時のみに限ります。
6 ルートが枝分かれする箇所では、好きなルートを選べます。
7 逆走は禁止。(ただしあがりでオ−バーランした場合のみ例外)
8 金銭や物品を賭けて熱くなっても、当方は一切関知いたしません。
9 地図上の位置関係については、遊戯性と明確性を優先しました。
10 神楽坂の各名称についてはできるだけ公平性を配慮しました。
※改良点やご意見などは、編集部までお寄せください。

コマネコ紹介(1) - 路地ぬけの助(通称:ぬけのすけ・推定36歳♂)
コマネコ紹介(2) - 坂あがり坊(通称;アー坊・28歳♂)
コマネコ紹介(3) - 縁起かつぐ乃(通称:カッちゃん・26歳♀)
コマネコ紹介(4) - 芸筋よし江(通称:よしえ・32歳♀)
「包む」紙にみる神楽坂の心 (2005/02)
ほんの少し前の日本人は
包み紙に貼られたテープをそっとはがし
きれいにたたんで、とっておきました。
子どもたちが待ちきれずに
ビリビリっと破るとしかられたものです。

ところが今は過剰包装にもかかわらず、
「包む」行為の原点が見えにくくなりました。
「どうぞ」と渡す心と、「ありがとう」と受け取る感謝。
包まれた紙にこめられた意味と思い出の数々。

「こんなデザインだったんだ」
今回の企画はそんな発見から生まれました。
数十年後、この記録はどんなふうに映るのでしょうか。

「包む」紙にみる神楽坂―その1― - 神楽坂商店街、紀ノ善、文悠
「包む」紙にみる神楽坂―その2― - 山下漆器店、東京松屋本店、志満金
「包む」紙にみる神楽坂―その3― - 五十鈴、助六
「包む」紙にみる神楽坂―その4― - 福屋、神楽坂ぽちぶくろ組合
「包む」紙にみる神楽坂―その5― - 工芸ギャラリー邁、緑の豆 神楽坂焙煎所、楽山
「包む」紙にみる神楽坂―その6― - アルテリア、ベッカー、梅花亭
「包む」紙にみる神楽坂―その7― - 相馬屋、mugimaru2、いいだばし萬年堂
猫も歩けば、春風にあたる (2005/04)
幻想小説に引き込まれるように
いつもの神楽坂から気になる隣り町へ
小さな旅をしよう。乗り物は使わず
迷子の子猫のように、夢の続きのように、
春風とともにふらりと歩いて行こう……。

春に酔う 夜桜能への散歩道 - Aルート(飯田橋から靖国神社へ)
江戸川橋の桜幻想と荷風生育地 - Bルート(神楽坂から小日向へ)
「ながらもの想い」で春うらら - Cルート(中町から外濠へ)
朝の小さなお楽しみ通勤路 - Dルート(江戸川橋から神楽坂へ)
記憶の中の神楽坂 (2005/06)
潮の引いた浜辺で、美しい貝殻を拾い集めるように、昔あった神楽坂のお店の話を聞いた。
引いては寄せ寄せては引く、限りない繁盛の記憶が潮騒となって聞えてくる。
大袈裟な歴史は、いらない。
記憶の中にそっとしまわれていたもの、思い出すたびにポッと胸のあたりが温かくなるもの、そんな記憶をできる限り集めてみた。

神楽坂1丁目〜2丁目辺り -
神楽坂3丁目辺り・筑土八幡町 -
神楽坂4丁目〜5丁目辺り -
神楽坂6丁目辺り -
神楽坂6丁目・横寺町・矢来町 -
取材協力者一覧 -
はじまった、ばかり。 (2005/08)
「神楽坂ブームは、今が頂点ね」
「じゃあ、後は下降するのみだ」
「もう終わったようなものか」等など。
そんな巷間の声に反発して、ひと言。
「冗談じゃない、はじまったばかりだ」と。
そこで、新しくオープンしたお店のオーナーや
新しいプロジェクトを始動させたリーダーに
神楽坂の魅力と抱負を自由に語ってもらった。

はじまった、ばかり。Part1 - 大里幸夫さん/日置圭子さん/西本千恵さん
はじまった、ばかり。Part2 - 平盛道代さん/イブさん/多田昌子さん
はじまった、ばかり。Part3 - 中川英之さん/坂本二朗さん/高野真衣さん
はじまった、ばかり。Part4 - 久保恒雄さん/伊藤亮介さん/新田光香さん
はじまった、ばかり。Part5 - 岩崎早苗さん/佐藤亘さん/日置貴之さん
はじまった、ばかり。Part6 - 小山朱美さん/中村育子さん/平山泰行支店長さん
はじまった、ばかり。Part7 - 江畠淳子さん/藤田松代さん/出口順さん
“神楽坂好み”の時間 (2005/10)
まちに人格があるならば、利休好みのように
“神楽坂好み”というものがあるかもしれない。
しかし、それを表現するのはきわめてむずかしそうだ。
そこで日頃小誌「かぐらむら」の編集や取材に携わっている
スタッフの一人ひとりに、自分にとっての勝手きままな
“神楽坂好み”の時間を語ってもらった。
そして写真も各自自由に撮ってもらうことにした。平均年齢は35歳。
さて、どんな好みの時間が出てくるのか、お楽しみに。

号泣できる場所 - ◆み
誰かと共有する時間 - ◆よ
神楽坂気分・現代編 - ◆ま
仕事帰りを楽しむ - ◆こ
路地・小路 - ◆た
懐かしい情景 - ◆ゆ
神楽坂につづく坂道 - ◆き
名画座から路地へ逃亡 - ◆な
白銀公園観察記 - ◆ふ
自宅の窓ごしに広がる空 - ◆や
神楽坂底ぬけカルタ (2005/12)
今年もいろいろなことがありました。
泣いた人、笑った人、怒った人、驚いた人…。
それぞれの人の2005年が、幕を閉じるのももうすぐです。
野暮なことをいうのは、もうやめましょう。
カルタで笑って新年を迎えませんか。
どうぞ、来年も神楽坂のまちと人に、福が訪れますように。

色(いろ)は匂(にほ)へど - 毘沙門天・路地と坂・華の会・五十番…
散(ち)りぬるを - 河豚料理・料亭・山下漆器店…
我(わ)か世(よ)誰(たれ)ぞ - 赤城神社・石畳・軽子坂…
常(つね)ならむ - ツインスター・落語・新内…
有為(うゐ)の奥山(おくやま) - ラムラ・鳶・田原屋…
今日(けふ)越(こ)えて - 芸者さん・フレンチとイタリアン・宮城道雄…
浅(あさ)き夢見(ゆめみ)じ - アインスタワー・細工町・ギンレイホール…
酔(ゑ)ひもせず(ん) - 水野さん・泡月と須磨子・メメちゃん…
惜しくも落選した番外編 - 成金横丁・路地・本多横丁・神楽坂…
わが愛しの神楽坂スイーツ (2006/02)
最近は、お取り寄せや地域限定のスイーツが雑誌で取り上げられることも多くなってきました。
でもせっかく神楽坂に来たのなら「取り寄せ」や「おみやげ」スイーツではあまりにも味気がなくはありませんか。 
スイーツというと女性が好むものと思いがちですが、ここ神楽坂には老若男女を問わず、味わい深いスイーツと落ち着いた空間のお店があります。
大人ならではの“甘い神楽坂のひととき”を味わってみてはいかがですか。

わが愛しの神楽坂スイーツ−その1 - トンボロ/巴有吾有/SONAS
わが愛しの神楽坂スイーツ−その2 - ムギマル2/カトリーヌ・ドゥ・メディチ
わが愛しの神楽坂スイーツ−その3 - サロン・ド・テ・アン・ガトー/cafe nap
わが愛しの神楽坂スイーツ−その4 - 茶館パレアナ/キイトスカフェ
おいでよ子どもたち! (2006/04)
子どもたちは、どこへ消えたのだろう。坊ちゃん刈りやオカッパ頭の彼らが、原っぱや路地を占領していた情景は、今でははるか昔のこととなってしまった。
でも、子どもたちは確かにまちにいる。
最近の統計では神楽坂周辺の小学校の児童数が増えていると聞いた。大型マンションのラッシュが続いたからだろうか。
そこで5月の子どもの日にちなんで、子どもが神楽坂で楽しめる催しの特集を組んでみた。
おいでよ! 子どもたち

伝統文化に触れてみよう! - アンデルセン童話落語会/のうのうきっず
ココロもカラダも踊り出す! - 阿波踊り教室/サイガバレエ
素材に触れ、モノを作る楽しさを感じよう! - 親子で楽しむ陶芸教室/ミツロウ体験倶楽部
ちょっと苦手な科目も好きになる! - かんたん理科実験/BEC音楽教室
もっといろいろな体験をしたい! - その他の神楽坂周辺の催し
第45回 神楽坂6丁目青空市 (2006/06)
年に二回、春と秋に開催されてきた神楽坂6丁目の青空市。45回目を数える今春は、例年になく特別の賑わいが見られました。それというのも、環境整備事業完成後の初めての市だったから。定番の春の味覚大プレゼントに加え、ちびっこ抽選会も企画。80人の子どもたちに楽しいものがいっぱい当たりました。また、参加がはじめての団体も多く、それぞれ個性的なワゴンを出すなど楽しい盛り上がりがありました。
昨夜からの雨にはらはらしながら大量の仕込みをした各店主たちも、午後からの日差しには、ほっと一息つけました。

その1 - 神楽坂粋いき逸品、法政大学、粋なまちづくり倶楽部……
その2 - ちびっこ抽選会、伊豆大島コーナー……
その3 - 理清蘭、田村商店、青空健康チェック……
その4 - キムラヤ、コパン、貞……
「商店街の垣根を越えて、粋な逸品を育んでいきたい」 (2006/08)
今年の7月1日、「神楽坂粋いき逸品」運動の第1回目チラシが、神楽坂一帯に配付された。“逸品”の言葉に、まちの反応はさまざまだが、チラシが配布された週には、確実に売上として効果がではじめているという。従来の商店街ごとの売出しセールとはちがい、商店街の垣根を越えて、広く神楽坂の「粋」や「逸品」を根底にすえて展開はじめたこの運動は、なにを目指し、なにを伝えようとしているのか? この運動に深く関わってこられた紺谷和久氏(ハピネス)と山下修氏(山下漆器店)に語り合ってもらった。
「舞台はできた、役者もそろった、あとは…」 - 逸品運動のはじまり
「粋な逸品を育てて、磨きをかける」 - 苦難の立ち上げ
「あそこには、いいコミュニティがありそうだ」 - 逸品運動とメディアの動き
「商店街の垣根を越えていこう」 - 始めの一歩を踏み出した逸品運動
小腹空かせて、急ぎ道。 (2006/10)
坂と路地の多い迷宮のような神楽坂。せかせかと急ぐとき、上手に小腹を満足させる方法はないものだろうか?秋は、映画にコンサート、能に演劇など人気のイベントが目白押しである。手っ取り早く、しかも満足できる味で小腹をみたしながら、会場にたどり着くには、どんなルートがあるのだろうか。「かぐらむら」のスタッフが自らのやり方で体験してみました。途中で発見した、新しいお店も紹介します。
コンサート前にパクーを一つ - Aルート
カフェオレ片手に名画座へ - Bルート
プレッツェルにはビールを! - Cルート
能楽堂で創作和菓子 - Dルート
ベーグル抱えて公園へ - Eルート
粋な大人のための神楽坂検定問題[かぐらむら版]全50問 (2006/12)
東京都が観光振興に力を入れてから、検定問題は大流行です。神楽坂にも、まちガイドの達人が次々と誕生しています。そこで、小誌「かぐらむら」でもオリジナル検定ドリルをつくりました。難問珍問、あわせて全50問の解答つき。どれくらい知っているかな?
初級編 - 簡単、簡単! これぐらいは分かるよね。
中級編 - 少し難しくなるよ。まだまだ続く!
上級編 - これが分かれば、もう立派な神楽坂通!
知っていても意味ない編 - おまけの神楽坂的トリビアにへぇ〜!
上位高得点者発表! - 『かぐらむら』5周年記念グッズが当る!
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神楽坂サイト評 (2007/02)
神楽坂の情報は、雑誌に書籍、Webサイトにと咲き乱れています(実体より肥大化しています)。書籍には書評があるように、Webサイトには、サイト評が欲しいもの。
そこで編集部では、神楽坂情報のサイトに限って評価軸をつくってみました。評価表がなぜか体力測定表の五角形のカタチになってしまったのは、サイトの管理運営者は、知力が必要だが、体力も大切では?といった思いがあったからかもしれません。

<5つの評価軸>
1. 神楽坂への愛情度
2. 見た目のそそられ度
3. かゆいところに手が届く度
4. 文章にひきこまれ度
5.1日1回、つい病みつきになる度

地元集中型! 神楽坂の商店会を知りつくす - 神楽坂エリアネットワーク・神楽坂通り商店会・神楽坂商店街振興組合
神楽坂の情報源! NPOと情報誌のサイト - 粋なまちづくり倶楽部・かぐらむら・神楽坂まちの手帖ニュース
見たくなる・読みたくなる・愛情ある魅力サイト - 粋なまち神楽坂・西村和夫の神楽坂・神楽坂まち飛びフェスタ
まだまだ、たくさんあります! 神楽坂サイト - その他にもこんなサイトやブログ、これから誕生のサイトまで
拝啓、神楽坂様 (2007/04)
拝啓、神楽坂様
しばらく長旅をして、不在であったこと
大変申し訳なく、お詫び申し上げます。

久し振りに見たケヤキの坂道は、
なつかしく、やさしく、あたたかく。
心なぐさめられるばかりであります。

しかし、よくよく眺めてみますと
昔なじんだ通りや路地は、驚くほど変貌して…。

改めて申し上げます。
拝啓、神楽坂様。
あなた様の変わり様は、目をおおうばかりで、
私は心配のあまり眠れない夜が多々あります。
なぜ、あなた様は変わられてしまったのか?
その心の内を、私にだけそっとお聞かせください。

拝見させていただきました。 - 「拝啓、シャク半様」「拝啓、夢子様」
お願いがあります。 - 「拝啓、神楽坂の商店街様」「拝啓、まちづくりの皆様」
あなたの大ファンです。これからも。 - 「拝啓、ギンレイホール様」「拝啓、ペコちゃん焼き様」
さようなら。そして、ありがとう。 - 「拝啓、巴有吾有様」「拝啓、めめ様」
お変わりありませんか。 - 「拝啓、牛込濠様」「拝啓、かぐらむら様」
まつりの舞台裏を聞く (2007/06)
神楽坂の夏の風物詩、
ほおずき市と阿波踊りがやってくる。
毘沙門天だけでなく、赤城神社や
筑土八幡神社や若宮八幡神社、
少し離れてが東京大神宮、穴八幡様など、
夏から秋にかけては、まちは祭りで活気づく。
そこで、神楽坂周辺の祭りやイベントの
情報のなかから編集部が聞いてきた、
耳よりな話を集めてみました。

神楽坂まつり - ギリシャまで遠征した地元の「かぐら連」
七夕祈願祭 - 短冊に願いを…都心育ちのホタルが舞う
薬王寺柳町七夕まつり サンバパレード - 真夏に一気にヒートし商店街を熱くするサンバのリズム
神楽坂グルメフェスティバル - フランス風のギャルソンレース神楽坂で挑戦者を募る
神楽坂アートマーケット - 何が飛びだすか、お楽しみ出店者募集!
「神楽坂BARの一杯」 (2007/08)
深夜のバーのカウンターは「絵のない絵本」である。涼なるグラス片手に、気ままな記憶の海を漂えば、次々と小さな絵物語が浮かんでは、消えていく。
(撮影 中道順詩)

ギムレット、リモンチェッロ - 六角堂
スティンガー - 歯車
スイカちゃん - 雪乃ちゃん
ラヴィアン・ローズ - ポーリュシュカ・ポーレ
巨峰のマティーニ - Salon du Bar Kagurazaka
ベルジュラック産 赤ワイン - ラ・キャバヌ
ベルギービール - Bitter
グレープフルーツ・モヒート - M's バー
ジンリッキー - 神喜屋(みきや)
あなたなら、どこへ案内しますか? (2007/10)
今年は、テレビドラマ『拝啓、父上様』の放映で一気に神楽坂人気が急上昇した年として多くの人に記憶されるだろう。
そのせいか、友人知人同級生、はたまた田舎の親や親戚などに神楽坂のまち案内を頼まれることが、少し増えた気がする。
そこで頼まれた時、あなたはどこをどう案内するのか?
依頼人の趣味や好き嫌いなどに応じていたら、答えは千差万別だろう。
ならば、お調子者を承知で小誌の編集スタッフが参考になるならぬを別にして独善的神楽坂まち案内をしてみよう。
(写真/昭和29年銀座7丁目(C)持田晃)

父と子で観た『神楽坂をどり』 -  
月並みを嫌う彼を刺激させる場所は? -  
インドの友人と赤城神社祭礼 -  
秋の夜長にぴったりの酒器を母とさがして -  
二宮くんと行く!? 恋と冒険の神楽坂 -  
秋こそ、和のライブがおすすめです! -  
平成30年の神楽坂[前篇] (2007/12)
東京タワーと神楽坂が今年のヒットだそうだ。共通項は映画「オールウェイズ」に象徴されるように懐かしさとやさしさ、そして肩寄せ合って暮らすヒューマンスケールのまちの魅力ではないだろうか。平成は、まもなく20年を迎える。10年後は30年である。昭和の30年と平成のそれとを較べてみたら、人々の暮らしぶりは、何が変わって、また何が変わらないのか。それは良いことだったのか、悪いことだったのか?「愚者は体験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というけれど10年後の神楽坂は、いったい何に学ぶことになるのだろう。
夜店復活への道のり - 高橋正樹[サラリーマン]
明かりを減らせ、神楽坂 - U.G.サトー[イラストレーター]
黒塀タワーマンション - 栗田香子[OL]
NHK朝ドラ「神楽坂でござる」 - 山下馨[NPO法人粋なまちづくり倶楽部事務局長/建築家]
こんな私じゃなかったにゃ - よしだみよこ[イラストレーター]
平成30年の神楽坂[後篇] (2008/02)
平成23年には、地上610メートルの新東京タワーが墨田区業平地区に出現する。今までの東京タワーの約倍の高さにも達する。新宿超高層ビル街、六本木ヒルズと東京の主役の座も移ろいでいくなかで、神楽坂はどう変わっていくのだろうか。人気が高まるほど、開発の手から逃れることはむずかしく、人気がなくなれば、開発から遠ざかることになるかもしれない。様々な可能性をこめて、10年後の神楽坂の断面を、思い思いに描いていただいた。
遊芸立志之巻 神楽坂篇 - 志村 剛[男子装いプランナー]
十年後も神頼み? - 尾島徑子[テキスタイルデザイナー]
フランスの小さな美しい町サンタマンドと姉妹町に - 鈴木喜一[建築家・アユミギャラリー代表]
まち飛びフェスタの10年後 - 日置圭子[神楽坂まち飛び実行委員会委員長]
神楽坂を休もう! - 長岡弘志[かぐらむら編集発行人]
神楽坂 手仕事の現場から (2008/04)
神楽坂界隈には、様々な職人の仕事場がある。食品、繊維、皮革、金属、木材など、扱う材質やその技術は多種多彩である。とくに“染めの王国、新宿”と呼ばれた染色職人の仕事場は、古くから点在した。足袋や三味線、日本髪の鬘などををつくる職人もいた。最近では、靴や鞄、帽子など若くて才能豊かな人の工房やアトリエも増えている。神楽坂は、コツコツとものをつくる人が似合う町なのかもしれない。量産化、高効率化、人件費削除、コスト管理などとものづくりの楽しさや豊かさがやせ細って時代にあって手仕事の現場には、まだつくる人の体温や人柄が宿っている。
世界に誇るロゴデザイン、家紋 - 紋章上絵(森川瞭治)
家紋の型紙、約一万枚 - 疋田紋糊店
染めて、紡いで、織る、考える手 - Viale(ヴィアーレ)
和のテキスタイルパワー炸裂 - ここん.
極上の嗜好品にかしずいて - La La Lou[ララルー]
手仕事の現場から (2008/06)
モノとの対話。それはつくった人との対話でもある。愛情をこめてつくられたモノは、やはり愛情をこめて使うのがふさわしい。手仕事を通して、つくる人と使う人が対話できる、そんな理想的な仕事場が、まだまだ神楽坂にはあるんです。
某アパレルメーカーのポスターの裏面に、ヨネダマキが描いたスケッチ。赤い活字は、次のような意味。忘れないように壁に貼ってあった。『As an artist,my dream is to become a doctor. Making art is all about looking at oneself,examining oneself and somehow seeing the world.』表現者として わたしが志すのは 医師のような存在。芸術を紡ぎだすということは 自らの内面に迫ることであり、自らを試すこと、そして さまざまなアプローチで 世界を読み解くことだからだ。

帽子、それは影がつくる顔の立体表現 - showroom galon[ショールーム・ガロン]
美の製法、Alberoの場合 - belpasso[ベルパッソ]
ものづくりと誠実さ - 鮎藤革包堂
伝統を伝える、路地の寺子屋 - 染小路
足と対話する職人 - 足と靴の店 ポディア
シウォルサランバン−神楽坂のお客さん− (2008/12)
2008年11月1日・2日の両日、神楽坂のシアターイワトで行われたイベントの記憶を少しでも残すために記録しておきます。(ここでは、音楽は残せないので、文と写真を中心にしています)。この企画をたてたハン・ジョンリムさんに、企画意図をお聞きした内容を下記に記します。
「シウォルサランバンー神楽坂のお客さん」というタイトルについて -  
父の思い出と共に - 石井要吉(助六店主)
私の神楽坂とまちづくり - 山下 修(神楽坂まちづくりの会代表、山下漆器店主)
隠れるための迷宮 - 長岡弘志(かぐらむら編集発行人)
雨にけむる神楽坂 - 仁科翔子(早稲田大学学生)
私の神楽坂 - 日置圭子(神楽坂まち飛びフェスタ実行委員長)
神楽坂伝統芸能2009 (2009/02)
一年を通じて神楽坂は、祭事ゆたかなまちである。
早春の毘沙門さまの節分から、春の芸者衆の神楽坂をどり、夏のほおずき市と阿波踊り、秋のまち飛びフェスタと防災フェアと季節ごとに多彩なイベントにいろどられている。
さらに今年初登場の「神楽坂 伝統芸能 2009」(3月1日〜3月8日)は、初めての試みだけにまちの内外を問わず、大きな期待が集まっている。

企画について日置圭子さんに聞く(1) - 日本の音楽の多様性と奥深さ
企画について日置圭子さんに聞く(2) - 誰でも参加できるフェスタと真のプロフェッショナルのステージ
ポスターについてU.G.サトーさんに聞く(1) - だまし絵と心理的ショック
ポスターについてU.G.サトーさんに聞く(2) - 芸者さんの千社札と居酒屋での記憶
「神楽坂伝統芸能2009 」スケジュール -  
龍公亭リニューアル1周年記念展示 “Spring has come” (2009/04)
昨年6月、広東料理の名店「龍公亭」がリニューアルオープンした。真っ白な外壁と開放的なガラス、2階にはテラス、そして赤を基調とした落ち着いた内装。創業明治22年の老舗は、モダンな空間へと生まれ変わった。
店の顔、看板のロゴには遊び心があふれている。それを見て、「食卓では年をとらない」というイタリアのことわざを、ふと思い出した。そう、楽しい食卓は、いつでも、元気で健康に生きる源なのだ。このロゴは、グラフィックデザイナーの松永真さんが手がけたものだ。坂上の仕事場を訪ねると、デザイン界の大御所は、ふわりと温かく迎え入れてくれた。

龍公亭のシンボルロゴができるまで -
第一線! デザインの現場を垣間見る -
供養とお祝い、ディテールの競演 “Spring has come” -  
てぬぐいあわせ (2009/06)
江戸の才人、絵師、大名、歌舞伎役者などが集って、てぬぐいの図柄を楽しんだという「てぬぐいあわせ」。出品者の顔ぶれは、山東京伝、喜多川歌麿、酒井抱一、市川団十郎などそうそうたる名前が並ぶ。さぞや粋でしゃれたコンクールであったことだろう。
さて神楽坂、もう一度てぬぐいを暮らしの中に取りもどすのに、東京広しといえども、これほど似合うまちは、まず他をおいてはないだろう。

昔なつかし「紅谷」もあった! - 神楽坂の歴史を物語るてぬぐいコレクション
新名取が勢ぞろい - 新内浄瑠璃、鶴賀一門のてぬぐいたち
平成は個性派ぞろい! - デザインに富んだ、てぬぐいの数々
神楽坂 紅谷の想い出 (2009/08)
100年の歴史を俯瞰したら、一生に一度客として訪れてみたい神楽坂の名店はいくつぐらいあるだろうか。そんな時間を超えた憧れの店ランキングをつくってみたら、「紅谷」はまちがいなくベスト3に入るお店だろう。その「紅谷」を熱心に調べてきた研究者がいる。今回の特集は、「紅谷」の資料をあたるために費やした時間では誰にもひけをとらない谷口典子さんのコレクションをもとに構成した。
山の手一のお菓子屋 -  
紅谷の思い出の品(1) -  
紅谷の思い出の品(2) -  
紅谷の思い出の品(3) -  
小川茂七の残したもの -  
記憶の中の神楽坂 (2009/12)
神楽坂が最も華やいだ時期は、大正12年9月1日、関東大震災の後である。下町、日本橋、銀座、神田が震災による建物の倒壊、火災被害で灰燼に化した中、神楽坂周辺では、江戸川沿い、外濠沿いの地盤の弱い地域に全壊家屋が集中したものの、近隣で起きた火災五件もすぐに消火され被害は東京市中もっとも少なかった。牛込区役所は殺到する被災地域の人達を受け入れ、即日炊き出しを始める。復興までの間、三越、高島屋、松屋デパートをはじめ服部時計店(セイコー)、資生堂、カフェプランタンが神楽坂に出店したため山の手一の繁華街として空前の賑わいを見せた。
けれども、江戸っ子は火事に慣れており、立ち直りもまた早い。日本橋や銀座に新しい街並が建設されると、神楽坂に出店していた大店舗や客足は古巣に戻って行ってしまった。また、大震災は郊外に住む人を増加させ、人の流れが新宿、渋谷などのターミナル駅に移り、昔の街並を残した神楽坂は、時計の針が止まった様な存在になってしまった。が、それでも戦前においては山の手の繁華街としての座を保ち続けた。昭和20年4月の大空襲で神楽坂は壊滅的な被害を受け、町の繁栄を記す資料の大半が失われた。これらの写真は、図書館や巷に埋もれていた戦前の絵はがきや雑誌から拾い集めて来たものである。
(文:谷口典子)

神楽坂下の風景 - 飯田橋界隈/神楽坂下/熊公焼き
神楽坂1丁目・2丁目・3丁目 - 赤井足袋店/銀扇/千壽
神楽坂4丁目・5丁目 - 尾澤薬局
肴町・通寺町 - 亀十本店/船橋屋
持続可能なまちづくり (2010/02)
まちづくりの理念や希望の言葉をいくら積み上げてみても、現実のまちはそう簡単に動きはしない。経済原理という大きな力の前には、個人の美意識やコミュニティの記憶など、無力に等しい。だからといって、腕組みをして傍観しているわけにもいかない。いまできることは、たとえ小さな一歩でも前へ踏み出すこと。新しい2010年は、そんな一歩が集まって、四つの確かな試みがはじまる。持続可能なまちづくりへ、神楽坂はゆっくりと動きはじめている。
未来遺産運動 - 〈2009年12月「神楽坂まちづくりの会」登録決定〉
登録文化財制度 - 〈区とNPOの共同事業が2010年4月スタート〉
神楽坂まちづくりルール - 〈2010年2月ルールのまとめ完了〉
新まちづくりキーワード集 - 〈2010年3月発行予定〉
日本ユネスコ協会連盟「未来遺産運動」に登録される (2010/04)
未来遺産運動とは、百年後の子どもたちのために、長い歴史と伝統のもとに培われてきた地域の文化・自然を伝え守っていく運動です。この未来遺産運動の第1回プロジェクトに、「神楽坂まちづくりの会」の登録が決定されて、2010年3月22日(月・祝)晴れの舞台にのぼりました。会場は、東京国立博物館平成館、主催は日本ユネスコ協会連盟。式典は、たくさんの来賓や、全国10カ所の未来遺産関係者、取材のマスコミ陣が出席して行われました。神楽坂のまちの応援団も十数人が駆けつけました。神楽坂を代表して登壇したのは、坂本二朗さん(神楽坂まちづくりの会会長)と、福井清一郎さん(神楽坂通り商店会会長)。お二人の当日の思いと、神楽坂以外に登録された全国9つのプロジェクトをご紹介します。
埋もれ木に花が咲く - 坂本二朗[神楽坂まちづくりの会会長]
つかみどころのない無形の文化の大切さ - 福井清一郎[神楽坂通り商店会会長]
「プロジェクト未来遺産」に登録された、神楽坂以外の9カ所をご紹介します。 - 東日本
「プロジェクト未来遺産」に登録された、神楽坂以外の9カ所をご紹介します。 - 西日本
藤澤浅二郎と東京俳優学校 (2010/06)
神楽坂通りから光照寺に行く地蔵坂の右手の袋町3番地には、かつて、江戸時代から続く、牛込で第一と言われた寄席があった。夏目漱石が通い中流以上の耳の肥えたお客が集まったという「和良店亭」である。明治41年、新派の俳優、藤澤浅二郎は、この場所に、日本で初めての俳優養成所(後に私立東京俳優学校と改称)を開設した。この頃はまだ、江戸時代の慣習が色濃く、歌舞伎役者の地縁や血縁にある人だけが、芝居を行っていた。けれども文学の多様化により従来の型にはまらない、新しい表現のできる俳優が必要とされていた。
「牛込藁店亭」と都々逸坊扇歌 -  
壮士芝居から役者へ -
入学前後の様子 -
藤澤浅二郎の死 -  
赤城神社 本殿遷座祭 (2010/08)
初詣、お宮参り、七五三、結婚式と人々の暮らしに深い関わりを持ってきた牛込の総鎮守様、赤城神社の本殿と拝殿、神楽殿などが竣工されます。
秋には、この竣工奉祝の記念すべき例大祭や献茶式も予定されています。その竣工式典に先立って、「神様のお引っ越し」ともいわれる遷座祭が、赤城神社と神楽坂通りにて執り行われます。

約160年振りの神事 - 本殿遷座祭とは
出御 - 遷座祭次第(1)
入御 - 遷座祭次第(2)
末永く鎮守 - 新しくなる赤城神社
赤城神社 竣工奉祝例大祭日程 - 2010年の例大祭
神楽坂、行元寺境内での百姓による仇討事件 (2010/10)
天明3年(1783)10月、農民出身29歳の男が、牛込肴町の寺院にて親の敵を討ち取った――と伝わる行元寺は、現在の神楽坂5丁目の寺内公園一帯がその境内で、本堂は高層マンションの辺りにあったものと推定できる。
寺の縁起によると、天台宗東叡山に属し鎌倉時代末期開基とある。江戸期にこの地区は岡場所としての賑わいを見せ、後の花街へと発展を遂げていったことから、神楽坂花柳界発祥の地とされる。
行元寺は明治40年(1907)の区画整理で、目黒町谷戸西大崎町4丁目(現東京都品川区西五反田4丁目)へと移転している。

事件発端からの顛末 - 冨吉と甚内
幕府の管理下にあった「仇討」 - 全ては手続きを踏んでから
神道無念流宗家、戸賀崎熊太郎 - 冨吉の師とは
今に残る大田南畝の隠語碑 - 仇討ち事件を読み解く
牛込・神楽坂のマッチラベル (2010/12)
昭和11年2月東京商工会議所の調査によると、都下の主立った商店街中で、玉突場が一番多かったのが、銀座や新宿ではなく、神楽坂であった。ここにあるのは、戦前の神楽坂界隈にあったビリヤード場のマッチラベルだ。昭和10年前後のものだろうか。玉突きという言葉が廃れたのか、撞球場という文字が目立つ。
(所蔵・文:谷口典子)

ビリヤードの始まり - 明治期を席巻した大人の遊戯
ビリヤードの普及 - かつて多くのビリヤード場が牛込にもあった
広告マッチ - 小さな箱にモダンデザインの競演
現在の神楽坂 - ビリヤード国際
金沢+神楽坂ぽちぶくろ展 (2011/02)
金沢・兼六園近くにある県立の伝統産業工芸館で「ぽちぶくろ展」が開催されました。金沢と神楽坂で「縁起」をテーマに応募されたぽちぶくろと神楽坂ぽちぶくろ組合の展示会で出品された作品を、一堂に集めた企画展でした。神楽坂で7年間続けてきたぽちぶくろ展の秀作が、北陸・金沢の地でどうコラボレーションするのか企画を考えた石川県立伝統産業工芸館
副館長の柳井篤子さんにお話を聞きました。

吊るしてもいいですか? -  
金沢らしさ、神楽坂らしさ -  
自由な視点と発想 -
神楽坂をどりの歩み (2011/04)
神楽坂の芸者衆が年に一回、日頃研鑽を積んできた成果を
披露する会「神楽坂をどり」。来年には、第30回を迎える
芸妓舞踊の会は、今ではチケットが早々に完売になるという人気の会だが、その道のりは決して平坦ではなかった。山あり谷ありの「神楽坂をどり」の足跡を振り返ってみる。

昭和30年代に明治座からはじまる -
平成6年の三越劇場公演以降休演が続いた -
手弁当ではじめた「華の会」の心意気 -
神楽坂をどり」の日は「神楽坂劇場」と呼ぶ -
地域あっての花柳界花柳界あっての神楽坂 -
変貌する神楽坂界隈 (2011/06)
神楽坂とその界隈のまちの姿が驚くほどの早さで変わり始めています。神楽坂1丁目から6丁目だけでなくその周辺の住環境にも大きな兆しが現われています。今回は横寺町に住む鈴木喜一氏からの寄稿をそのまま掲載させていただきました。
まちの記憶がもぎ取られていく -  
狭い路地にどうして5階建て? -  
「よこみち会」を結成しよう -  
「神楽坂の仇討ち」 を語る。 (2011/08)
フランス在住で剣道八段の好村兼一さんが書かれた『神楽坂の仇討ち』と、この春真打ち昇進を果たして増々名調子の神田織音さんの演じる『百姓誉(ほまれの)仇討』(山口則彦氏作)。
どちらも神楽坂の行元寺で実際に起きた同じ仇討ち事件をもとに小説と講談となっています。「江戸市中が感動に震えた」というこの物語についてお二人に語っていただきました。

題材は同じでも小説と講談の違い -
読み物にもなった有名な事件 -  
史実と脚色を組み合わせたエンタテイメント -  
パリのユネスコ本部で講談をやって下さい -  
剣道でフランスへ行ったいきさつ、講談の道に入ったきっかけ -  
江戸の剣術の奥義と消えてしまったその型 -
剣道がおもしろくなるのはある程度年をとってから -  
神楽坂の国登録有形文化財5件にプレートが授与される。 (2011/10)
昨年度より新宿区との協働事業としてNPO粋なまちづくり倶楽部が取り組んでいる「神楽坂の素敵な建物探し」。その成果として5件の建物が文化庁によって登録有形文化財に認定されました。
9月8日(木)には、新宿区役所にて中山区長より登録プレートの授与式が、関係者の喜びに包まれたなか行われました。

美しいまちの景観づくりの第一歩として役立てたい -  
矢来能楽堂(矢来町) -  
高橋建築事務所社屋(矢来町) -  
鈴木家住宅主屋(横寺町) -  
宮城道雄記念館「検校の間」(中町) -  
旧常盤家本館 (神楽坂3丁目) -  
「タウン誌カフェ」の可能性と今後の課題 (2011/12)
今年11月15日(火)から20日(日)まで、かぐらむら編集室では神楽坂2丁目にある「ギャラリ―カフェ パルス」で「タウン誌カフェ」という企画展示を初めて実施しました。
「○○カフェ」というと、いま流行りの言葉のようですが、企画の意図は軽いものではなく、タウン誌という地域密着型のメディアが、3・11以降どう変わっているのか、あるいは変わらないのか。それを知りたいという思いがまずありました。そのために、全国のタウン誌、地域雑誌、コミュニティマガジンなどを集めるところから始めました。

「タウン誌カフェ」開催のきっかけ - ギャラリーカフェ パルス
地域に何を伝え、何を分かち合うのか - ギャラリーカフェ パルス
東北のタウン誌が一番多く集まった - ギャラリーカフェ パルス
ゼミの学生やプロの編集者も多く来場 - ギャラリーカフェ パルス
田村紀雄先生を囲んだ茶話会 - ギャラリーカフェ パルス
地域社会を元気づけるメディアとして - ギャラリーカフェ パルス
無形の文化財 (2012/02)
昨年10月3日、新宿区内で10件の地域文化財が認定されました。落語の定席として知られる末広亭、今も活版印刷用の活字を製造している佐々木活字店など8件の有形文化財に加えて、神楽坂をどりと神楽坂の東八拳が、無形の文化財として認定されました。
一度は消えそうになった伝統文化でしたが、神楽坂花柳界の多くの人々の熱意と研鑽によって守られ、継承されてきたその努力が高く評価されました。

「神楽坂をどり」第30回までの道のりは 決して平坦ではなかった -  
「神楽坂をどり」地域あっての花柳界、花柳界あっての神楽坂 -  
「神楽坂の東八拳」戦前は街中でもお座敷でも東八拳は盛んに打たれていた -  
「神楽坂の東八拳」途絶えそうになった神楽坂の東八拳を守るために三代目を襲名 -  
あかぎマルシェ一周年 (2012/04)
魅力ある街・神楽坂に、さらなる魅力をと意気込んで、あかぎマルシェは誕生しました。赤城神社境内で月に一度開催される手作り市で、4月7日で丸一年、12回目を迎えます。
おかげさまであかぎマルシェは4月で1周年! -
「楽しい」が人を動かす原動力 -
作り手と直接会える楽しみ -
作家紹介-Mademoiselle Yako/人形と百貨 -
作家紹介-Los amigos de epi/キッチュな樹脂アクセサリー -
作家紹介-ATELIER YAUYAU/革小物 -
作家紹介-natsu./イラスト -
作家紹介-nicorico/陶器 -
赤城マルシェ・春から初夏の開催日 -
十二単を支度する (2012/06)
神楽坂には、こだわりを持った仕事人がたくさんいる。モノを生み出すその手には何が宿っているのだろうか。(美容室「kasane」/代表取締役 國見 大)
神社での婚礼の支度ができる -
作法の意味を理解する -  
実は創業80年 -  
履物の鼻緒を挿げる (2012/08)
神楽坂には、こだわりを持った仕事人がたくさんいる。
モノを生み出すその手には何が宿っているのだろうか。

創業100年の3代目 -
客の姿形から足の形がわかる -
日々修行 技術に完成形はない -
想いを込めてスイーツを作る (2012/10)
神楽坂には、こだわりを持った仕事人がたくさんいる。
モノを生み出すその手には何が宿っているのだろうか。

風景に溶けこむケーキ屋さん -
方向性が定まったフランス修行 -
心をこめてしっかりと作る -
痛みをやわらげる (2012/12)
神楽坂には、こだわりを持った仕事人がたくさんいる。
モノを生み出すその手には何が宿っているのだろうか。

濃厚なモグサの香り漂う治療院 -
痛くない治療を心掛ける -
健康のために豆乳一杯 (2013/02)
神楽坂には、こだわりを持った仕事人がたくさんいる。
モノを生み出すその手には何が宿っているのだろうか。

大正6年創業の豆腐屋 -
毎日食べるものだから素材にこだわる -
健康のための豆乳ドリンク -
島村抱月と松井須磨子の藝術座百年 (2013/12)
「藝術座創立百年委員会」主催の「島村抱月と松井須磨子の藝術座百年」イベントは、2013年10月26日と11月2日の2日間にわたって新宿区の牛込箪笥区民ホールで開催されました。
今から100年前に島村抱月らによって創立された藝術座を顕彰し、その現代における意義を再評価し、その再認識の灯を次世代に伝えていこうと行われたものです。

文:木村 敦夫(きむらあつお)
  東京藝術大学非常勤講師
  藝術座創立百年委員会副会長
撮影:青柳 裕久

10月26日 第一部「藝術座の唄をめぐって」 -
11月2日 第二部「藝術座がのこ遺したもの」 -